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コラム

 

歯周病が脳梗塞や心筋梗塞に影響?

皆さん、こんにちは。

八尾市 「たかはら歯科医院」 院長の高原です。

お口の病気である歯周病。

じつは全身の健康にも影響することをご存知でしょうか?

歯周病が関与すると考えられている病気はいくつもあるのですが、

今回は脳梗塞や心筋梗塞と歯周病の関係をご説明します。

たかがお口の病気と侮るなかれ!

歯周病は本当に怖い病気なんです。


え?! 脳や心臓に歯周病菌が入り込んで悪さをするんですか?

脳の血管が詰まって起こる脳梗塞。心臓の血管が詰まって起こる心筋梗塞。どちらも命取りになりかねない恐ろしい病気です。

まず、炎症を起こした歯ぐきから入り込んだ多数の歯周病菌が、血流に乗ってからだをめぐります。

歯周病菌は、血管の内壁に入り込んで堆積します。すると「細菌が集まっている、大変だ!」とマクロファージなどの白血球がやって来て、歯周病菌を食べます。食べたあとは、死がいとなってその場に残ります。これが、血管内壁に、お粥やヨーグルトのようなかたまり(粥腫)になって、動脈硬化を起こして血液の流れを阻害する、さらには破れて血流により運ばれ血栓となるーというのが現在考えられているパターンです。

①   炎症を起こした歯ぐきから体内に入り込んだ歯周病菌が血管内壁に入り込む。

②   白血球が歯周病菌を食べる。

③   白血球もろとも、死がいが粥状のかたまりとなって残る。

④   かたまりが厚くなると血流を阻害。破れたかたまりが詰まると血栓に。

これが脳の血管で起これば脳梗塞、心臓の弁で起これば心筋梗塞となります。

 

歯周病は痛みなど自覚症状が少ないため放置してしまいがちですが、歯周病は治療すれば改善する病気です。定期的にメインテナンスを受けてお口の健康と全身の健康を保ちましょう。

 

歯周病が認知症の進行に関与?

皆さん、こんにちは。

八尾市「たかはら歯科医院」 院長の高原です。

お口の病気である歯周病。

じつは全身の健康にも影響することをご存知でしょうか?

歯周病が関与すると考えられている病気はいくつもあるのですが、

今回は認知症と歯周病の関係をご説明します。

たかがお口の病気と侮るなかれ!

歯周病は本当に怖い病気なんです。

え?! 認知症に歯周病が関係するんですか! それってどういうこと?

歯周病菌のなかには、親玉ともいえる病原性の高い菌がいます。その名はポルフィロモナス・ジンジバリス。頭文字を取ってPg(ピージー)菌とも呼ばれます。

この菌が怖いのは、歯周病を悪化させるように周囲の細菌にはたらきかけるだけでなく、歯周病菌のなかでも際立って強力なタンパク質分解酵素(ジンジパインといいます)をもっていることです。

この菌は歯周病を悪化させるだけでなく、脳に入り込んで悪さをすると考えられているのです。

「歯周病はたかがお口の病気」と甘く見てはいけません。

タンパク質を壊す酵素をもつPg菌。

歯周病が進行し、ひどい炎症を起こした歯ぐきは褥瘡-いわば床ずれのようにグズグズになっています。

その傷口から菌が体内に入っていきますが、それはPg菌も例外ではありません。

Pg菌が体内に入り込むと何が起きるのか。近年、恐ろしいことがわかってきました。脳に行ったPg菌が、タンパク質分解酵素で神経細胞を変性させ、アルツハイマー型認知症を進行させている可能があるというのです。

認知症は複合的な要因で起こります。これまでも、お口からの要因としては「歯を失って噛めなくなると脳に刺激が行かず、認知症になる」といわれていました。

しかし、歯周病菌そのものが認知機能を奪っている可能性があるというのは、誰もが想像すらしなかったニュースでした。

加齢にともない、歯周組織や免疫が弱まると、歯周病になりやすくなります。だからこそ元気なうちから歯周病を予防すること、もしなってしまったとしたら、悪化させないように管理していくことが大切となります。

ジンジパイン阻害薬

なお、Pg菌のタンパク質分解酵素については、酵素の働きを阻害する薬の臨床試験が進められています。ジンジパイン阻害薬というのですが、認可された暁には、認知症治療に革命がおこることでしょう。

 

歯周病は痛みなど自覚症状が少ないため放置してしまいがちですが、歯周病は治療すれば改善する病気です。定期的にメインテナンスを受けてお口の健康と全身の健康を保ちましょう。

 

 

 

骨粗鬆症の人は歯周病になりやすい?

皆さん、こんにちは。

八尾市「たかはら歯科医院」院長の高原です。

お口の病気である歯周病。

じつは全身の健康にも影響することをご存知でしょうか?

歯周病が関与すると考えられている病気はいくつもあるのですが、

今回は骨粗鬆症と歯周病の関係をご説明します。

たかがお口の病気と侮るなかれ!

歯周病は本当に怖い病気なんです。

骨粗鬆症とは

骨の強度が低くなって、軽い衝撃でも骨折を起こしやすくなる病気です。

主な原因は加齢で、女性ホルモンの影響を受けるため高齢の女性に多い疾患です。

致命的な疾患ではありませんが、結果的に要介護状態になる人も少なくないので注意が必要です。

骨密度が低いと歯槽骨の吸収が進みやすい

歯周病にかかると、歯周病菌が歯ぐきに炎症を起こして、歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かしてしまいます。

からだの骨と歯槽骨の関係を調べた研究の大部分では、からだの骨密度と歯槽骨の吸収の程度には関係があるという結果でした。

骨粗鬆症の人たちと正常な骨密度の人たちを3年間観察したところ、骨粗鬆症の人たちのほうが歯槽骨の吸収が多かったとの報告があります。

お口の中に歯周病菌がいるかどうかは、歯周病が進むかどうかの強力な要因ですが、からだの骨密度が低い人のほうが、歯槽骨の吸収がすすみやすいといえそうです。

歯周病は痛みなど自覚症状が少ないため放置してしまいがちですが、歯周病は治療すれば改善する病気です。定期的にメインテナンスを受けてお口の健康と全身の健康を保ちましょう。

 

 

糖尿病の人は歯周病になりやすい?

皆さん、こんにちは。

八尾市「たかはら歯科医院」院長の高原です。

お口の病気である歯周病。

じつは全身の健康にも影響することをご存知でしょうか?

歯周病が関与すると考えられている病気はいくつもあるのですが、

今回は糖尿病と歯周病の関係をご説明します。

たかがお口の病気と侮るなかれ!

歯周病は本当に怖い病気なんです。

糖尿病、ホントの名前は「高血糖症」

糖尿病は、すい臓から分泌されるインスリンの働きが悪くなり、血液中のブドウ糖が多くなった(血糖値が高くなった)状態が続く病気です。

インスリンは細胞への糖の取り込みを促し、血糖を下げる働きをするほぼ唯一のホルモンです。

糖が細胞に取り込まれず、血糖値の高い状態が何年も続くと、血管が弱って、心臓病や失明など深刻な合併症につながりかねません。

糖尿病だと歯周病が重症化しやすいため、歯周病も糖尿病の合併症といえます。

インスリンの働きが悪くなる理由

インスリンの働きが悪くなる理由は、すい臓の機能が低下し、十分な量のインスリンが分泌されなくなる、あるいはインスリンは十分な量が分泌されているが、インスリンの糖の取り込みを促す力が弱くなる、の2つです。

糖尿病が引き起こす炎症の1つに歯周病があります

歯周病の場合、歯周病菌の出す毒素により歯周ポケット(歯の周りの歯ぐき)のなかで炎症が起きています。炎症が起きていると、糖をからだの細胞に取り込むインスリンのはたらきが弱められます。このため、血糖値が高いままになり、糖尿病が進行しやすくなると考えられています。

歯周病が悪化→歯周ポケットの炎症が拡大→炎症性物質が体内へ→インスリンの働きを阻害→糖尿病が悪化→歯周病が悪化

というように、歯周病菌の存在がドミノ倒し式に波及しているといえます。

おまけに、糖尿病が悪化するとさらに歯周病が悪化するので、放置すると負のスパイラルに陥ってしまいます。

歯周病が糖尿病を引き起こすかどうかは調査中!

糖尿病と歯周病の両方にかかっている人が多いのは本当です。しかし、どちらが原因でどちらが結果なのかは、現在はっきり分かっていません。

 

歯周病は痛みなど自覚症状が少ないため放置してしまいがちですが、歯周病は治療すれば改善する病気です。定期的にメインテナンスを受けてお口の健康と全身の健康を保ちましょう。